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NTT東が参入 通信会社がコオロギを養殖するワケ【WBS】 1/22(日) 11:01配信

NTT東が参入 通信会社がコオロギを養殖するワケ【WBS】

1/22(日) 11:01配信

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NTT東日本が養殖する食用コオロギ

NTT東日本は19日、食用コオロギの養殖事業に参入すると発表しました。大手通信会社が畑違いの新たな事業に参入する狙いを取材しました。

都内にあるNTT東日本の研究施設で公開されたのが、食用コオロギの養殖施設です。19日から実証実験を始めました。

実はコオロギは世界的な食料不足の解決策として注目されている食材です。例えば牛の肉を1キロ増やすためには25キロの餌が必要ですが、コオロギの場合は2キロと10分の1以下で済むため、環境負荷が低く、効率的に生産することが可能です。

「味はエビですね。鼻の奥に香ばしい香りが抜けて、ちょっとスナックを食べているような感じがします」(角谷キャスター)

需要の高まりを受け、加工食品も続々登場しています。しかしなぜ通信会社がコオロギの生産に乗り出したのでしょうか?

「食用コオロギの飼育そのものに取り組むというより、得意分野であるICTの技術を生かし食用昆虫に取り組む企業の生産拡大の支援をする」(NTT東日本・経営企画部の篠原弘明さん)

コオロギ養殖を手がけるベンチャー企業「グリラス」と協業。NTTが持つ通信技術やセンサーを活用し、コオロギ養殖の自動化を目指します。

参入には、さらにもう一つ理由があります。

「地域に私たちが保有する電話局などの遊休施設が複数ある。非常に狭いスペースの中でもこれだけの数のコオロギを飼育できる利点がある。これらを活用して地域に産業を創出する」(NTT東日本・経営企画部の篠原弘明さん)

固定電話の利用者が落ち込む中、こうした養殖のシステムを他社に提供する形で、数年後に数十億円規模の売上高を目指します。

NTT東日本が手がけるのはコオロギだけではありません。

こちらはトマトのハウス栽培。ハウスの中を24時間常にセンサーで測定し、育成に最適な環境を自動で調整しています。

「ここは約500平方メートルで年間およそ15トンのトマトが採れる。町中にあるハウスと比較して約2倍の収量を実現している」(NTTアグリテクノロジーの酒井大雅社長)

育成状況を把握するために5台の4Kカメラを設置。より細かく見るために遠隔操作できるカメラ付きロボットもあります。さらに作業している人がつけているのはスマートグラスです。

作業者が見ている映像や4Kカメラの映像は、NTTの5G技術を使い遠隔地にいる農業指導者のもとに届けられます。指導者が画像を見ながらリアルタイムで指示を送ることで、農業の未経験者でも作業ができる仕組みです。

NTT東日本は今回、このトマト栽培とコオロギの養殖を繋げる取り組みも進めています。それがハウスの横に設置した小型バイオガスプラントです。トマト栽培の残渣などから生み出したエネルギーをコオロギの飼育に活用する考えです。

「本実証を通じて食料問題と社会課題に対してアプローチし、その解決に向けて貢献することを目標にしている。食用コオロギにとどまらず、他の養殖分野、あるいは他の産業に応用できる知見を得られるよう、そんな実証実験を進めている」(NTT東日本・経営企画部の篠原弘明さん)

公金ゲットためですした。でたらめマイナバーの請負企業でした。